三枝匡経営者育成基金寄附講義として、難しい経営問題に実践的に取り組んできた経営者・経営リーダーを講師とする講義を経営管理研究科経営管理専攻の2つのMBAプログラム(経営管理プログラム、経営分析プログラム)に開講します。受講生は、具体的な経営問題について当事者の視点・立場から経営判断を下す課題に取り組むことになります。
2024年度開講科目
ビジネス・デベロップメント
当科目は、事業企画や事業開発、ビジネスプラン策定における実践的プロセスと実行上の姿勢・知識・スキルについて、講義・ミニ演習とチームによるプロジェクト演習を通じて身に付けるものです。
授業の設計は以下の能力の向上を意図しています。
・得た知識を実務で使えるようになるための統合的実践力
・周りを巻き込んで変化を起こすリーダーシップ
・新しい価値を伝えるためのコミュニケーション力、プレゼン力
・臨機応変な問題解決力
プロジェクト演習では、授業期間を通じてチームで事業のアイデア出しからその検証を行います。
対象テーマは各受講生の問題意識に合わせて、スタートアップとしての独立起業、企業内での新規事業、既存事業の見直しのいずれのケースにも対応します。
これを通じて卒業後につながるテーマと仲間を見つけ出すことを期待します。
受講生はビジネスの現場で以下の点を実践できるようになることを目標とします。
・事業開発のための体系的アプローチ
・イノベーションをもたらす事業発想の方法論
・ビジネスモデルにおける基本的理解と構築方法
・ステークホルダーを巻き込んで変化を起こす行動パターン
詳しくはシラバスをご覧ください
https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/1A0302/1A0302_2BG51001_ja_JP.html
担当教員
秦 充洋 客員教授
1991年一橋大学商学部卒、(株)ボストン・コンサルティング・グループ、(株)ケアネット共同創業者兼取締役副社長などを経て、現在株式会社BDスプリントパートナーズ代表取締役及び株式会社メディカルインキュベータジャパン取締役。
経営実戦論
この授業のミッションは、未来を切り拓くマーケティング思考を持ったビジネスマン・経営者を育てることです。授業はこのアイデアに沿って展開させていきます。この授業の概要は次の3つ。
1.マーケティング視点から、将来直面する可能性のあるビジネスの諸問題を検討します。実体験や具体的な事例を使い、フレームワークや考え方をどう実際に使っていくか、理論を応用していくかを学びます。
2.テーマにより実際の経営者やクリエイターをゲストスピーカーに呼び、思考の幅を広げていきたいと思います。
3.授業前に事前の課題を考えたり、参考資料を読んできてもらいます。そして、授業中はゲストスピーカーや講師とのダイアログを通して双方向のコミュニケーションを図ります。
詳しくはシラバスをご覧ください
https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/1A0302/1A0302_2BG51101_ja_JP.html
担当教員
土合 朋宏 客員教授
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、日本コカ・コーラ(株)マーケティング本部バイスレジデント執行役員、20世紀フォックスホームエンターテインメント(株)代表取締役社長などを経て、現在は外資系映画配給会社バイスプレジデント上席執行役員 マーケティング本部統括。
土合客員教授インタビュー 「『マーケティング思考』はビジネス全般に応用できる」
2023年度の授業では、ゲストスピーカーに内田恭子様と荻野宣子様をお招きして、新たに「マインドフルネス」のセッションを取り入れました。
当日の様子はこちらをご覧ください。